銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

高知県編 その15

中平善之進  (1709<宝暦6>年~1957<宝暦7>年)

 中平善之進穩敦は、土佐国高岡郡津野山郷(現高知県高岡郡津野町)の大庄屋。藩の専売制によりこの地区の農民の生活が非常に苦しくなったため、藩に上訴し、不正をおこなっていた蔵屋を論破したが、善之進も一揆の首謀者として「風早」の峠で斬首された(津野山騒動)。藩庁では善之進の罪を一等免じようとしたが、その報がもたらされたのは処刑の直後であり、同時刻土佐では大暴風雨となった。その後1886<明治20>年にも大暴風雨があったため、住民はこの地に“風神鎮塚”を作って善之進の霊を祭った。

 

<中平善之進像>

場所:高岡郡津野町北川

竣工: 1985<昭和60>年10月

像高:

作者: 濱田浩造

撮影時: 2006年8月24日

説明:同じ日に吉村虎太郎像(津野町)、維新の門像(梼原町)にも行っているが、どちらも雨が降っていない(写真データを見ると吉村像の10分後に中平像にたどり着いている)。ここだけ写真に写り込むぐらいけっこうな雨が降っていて、伝説の通りの出会いとなった。やはり善之進は「風神」なのかもしれない…

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