銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれて10数年。日本中の銅像ハンティングは続きます…

銅像あるある その8

№8 銅像は動く⁉(1)

 

 青銅製の結構重そうな銅像たち。しかし、彼らは動きます。と言っても怪談話でなく、公園整備のために工事であったり、会社がつぶれたり、新たに何かが造られたりして邪魔になったり、さまざまな諸事情で、銅像の本来あったところから移転したり、無くなってしまうこともあるということ。

 最近で言うと、東京駅丸の内口の井上勝像。井上勝は「日本鉄道の父」と呼ばれる人だが、東京駅赤レンガ駅舎の工事に伴って、丸の内口もモダンに整備されました。そのとばっちりで、本来丸ビルのあたりにあった”井上勝像”はしばらくお蔵入りでした(写真を見ると、東京駅をバックに立っていたんですね)。2018年の5月になってようやく従来とは反対側に復活しました。ご本人も安心している事でしょう。

(下の写真は、上が2018年のもの、下が2006年のもの)

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 また、中野区の桃園川緑道脇の公園にあった「賀川豊彦」像は、中野総合病院(旧中野組合病院)関連の工事で姿を消したそうです(鋳つぶされた模様)。この病院と賀川豊彦は関連があったようで、惜しいことです。このように鋳つぶされてしまう銅像は多いのではないかと推測されるが、完成記念とは違って滅多に紹介されないのでその数はわからない。

 

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 テレビ番組(NHKの「所さん大変ですよ」第24回”下町震撼!恐怖の覗き魔の正体は…銅像":2015年10月29日放映)でもやっていたように、銅像を作ったがその後の処理に困るケースもままあるようです。番組では、銅像が会社にあったが、会社をたたんだ後、扱いに困って自宅の狭い庭に移した例などが紹介されていた(この像は立像でデカいので、周りの家から見ると覗かれている感じになるらしい…)。墓地にある銅像(胸像が多い)も、そんなケースのなれの果てが多いのかな?とも思ったりする。

 この番組以外では、”はまれぽ.com”で横浜市保土ヶ谷区峰岡町の住宅街に立つ銅像の話(”中村繁蔵という地主の人。3体もある)が取材されていた。記事を読む限り、銅像の処理に困った感じではないが、一か所に3体も立っている(しかも同じ人)様子からして、持て余している感じが漂っている。

 

ちなみに、本当に動く銅像は、東京都江東区の「芭蕉庵史跡展望公園」の松尾芭蕉像。17時になると河口の方を向き、朝の10時になると元に戻る仕掛けのものが…。動く仕掛けにした理由は、場所が川から見てもいい所なので、夜はライトアップして川の方に顔を向けたかったらしい(昼は像を見に来た人のため、川に背を向けている)。

 ※この公園は、16:30に閉園になるので、銅像のそばで動く姿の動画を撮るのは困難です…。

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