№10 銅像で”町おこし”⁈
銅像は十分に観光資源だと私は考えていますが、多くの町ではあまり考えていないようです。が、銅像で“町おこし”をしているところもあります。一番有名なのは鳥取県境港市でしょうか。「水木しげる」を使って、駅前から「水木しげる記念館」までの間、道路の両側に“妖怪”の小さなブロンズ像が171体!中には、台座に対して置の不安定さからか、外れて壊れてしまって「修理中」のものもいましたが、先年全部撮ってきました。小さいので、屈みながら写真を撮っていたため、全部撮り終えた頃には、太ももが痛くなってました(夏だったので、全身汗だく…)。
それ以外では、水戸市が、HPに特集があるくらい“銅像推し”です。24体の銅像が載せられています。「加倉井砂山」以外は、駅から歩いて回れるくらいの距離に点在しているので、お散歩にちょうどいいですね。
あとは幕末に多くの志士が活躍した、高知県高知市(坂本龍馬)、鹿児島県鹿児島市(西郷隆盛)、山口県萩市(吉田松陰ほか)が「町おこし」してますかね?近年は、NHKの大河ドラマに合わせて造られていますよね。
身近なところだと、東京都葛飾区亀有が、「両さん推し」(『こちら亀有公園前派出所』の主人公、両津勘吉)ですね。2006年に始まり、2017年で15体まで増えました。
このマンガ系は最近ではブームらしく、同じ葛飾区の四つ木では、『キャプテン翼』のキャラクターが9体。鳥取県東伯郡北栄町の『名探偵コナン』関連像(この町は、著者の青山剛昌さんの出身地)が12体。
福井県の敦賀市の松本零士さんのマンガキャラ系のモミュメント28体(松本さんの出身地でも、作品の舞台でもありません。1999年の「つるがきらめきみなと博21」に合わせて、港町・交通都市のイメージから松本零士さんの『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』が選ばれたとか…)。
古いところで2002年作成の新潟市の古町5丁目商店街の“水島新司まんがストリート”に、7体(『ドカベン』系から4体、『あぶさん』1体、『野球狂の詩』2体)。この通りは、水島さんが撤去しようとして一悶着がありましたね。原因の一つは、「ドカベン(山田太郎)像」で”ケツバットガール“のインスタ投稿が続いたことからとか…。