銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

群馬県編 その11

〇浅見一郎 (1902~?)

 政治家。群馬県北群馬郡榛東村生まれ。県議会議員(6期)。県議会議長などを歴任。 

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 <浅見一郎像>

場所:榛東村中央公民館・コミュニティセンター(群馬県北群馬郡榛東村大字山田子797)

竣工: 1974年9月

像高:

作者:

撮影時: 2019年8月20日

説明:ネットで調べると、像ができたあと辺りで、浅見氏は亡くなったのではなかろうか?地図を見ればわかるが、この施設の真下を上越新幹線は長いトンネルでくぐっている。地上波榛名山の長い稜線の末端の近くとなる。この榛東村の役場のちょっと北には「榛東村耳飾り館」というユニークは博物館がある。これは「茅野遺跡」で多くの土製耳飾りが出たからである。

 

〇柳澤本次 (1925~?)

 政治家。実業家。群馬郡箕郷町(現高崎市)生まれ。箕郷町長を経て、群馬県議会議員(7期)、県議会議長を歴任。 

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<柳澤本次像>

場所:高崎市箕郷支所(群馬県高崎市箕郷町西明屋702-4)

竣工: 2004年

像高:

作者: 田畑功

撮影時: 2019年8月20日

説明:ネットで調べていると、2017年段階までご存命なので、なかなかお元気だったようだ(現在はどうか不明)。まあ、政治家系の銅像にありがちの大きな勲章を付けての姿である(これは旭日中綬章なので大きい!)。

 

〇渡邉蘆隠(わたなべろいん) (1898~1996)

 詩人。群馬郡箕郷町(現高崎市)生まれ。本名保治郎。昭和の戦前から活躍。漢詩を詠む。結社「明昭吟社」の盟主。群馬県漢詩人協会の顧問。 

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<渡邉蘆隠像>

場所:金龍寺(群馬県高崎市箕郷町上芝87)

竣工: 1989年5月

像高:

作者: 萩原刻山

撮影時: 2019年8月20日

説明:石像である。寺の境内に入ってすぐ右側にいる。91歳時の寿像である。

 

福田赳夫 (1905~1995)

 政治家。大蔵官僚。群馬県群馬郡群馬町(現高崎市)生まれ。子どもの頃から神童と言われ、東京帝国大学法学部首席卒業後、高等文官試験行政科を一番の成績で合格し、大蔵省へ入省。1952年から衆議院議員(14期)。農相、蔵相、外相を歴任。1976年に自民党総裁、首相となる。1978年日中平和友好条約を調印。息子の康夫も2007年に首相となる。 

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福田赳夫像>

場所:群馬図書館(群馬県高崎市足門町1667-1)

竣工: 1995年12月

像高:

作者: 圓鍔元規

撮影時: 2019年8月20日

説明:この地は、父が町長をしていた旧金古町が他の町村と合併してできた群馬町の中心地域。2006年に高崎市と合併した。図書館の北側には旧群馬町役場(現高崎市群馬支所)がある。図書館の開館時間前に寄ったので、車を停めるところがなくて苦労した記憶が…。作者は「M.Entsuba」と彫ってあるので、「圓鍔勝三」をイメージしたが、イニシャルが合わなかったので調べたら、息子の「元規」氏だった。まあ、「勝三さん」も1995年段階ではご存命でしたが(2003年に98歳で亡くなられました)…。ちなみに前橋市群馬県政会館(前橋市大手町1-13-14)にも胸像がいるようなのだが、ウラがとれていないので訪問はしていない。

 

〇佐田一郎 (1902~1991)

 政治家、実業家。群馬県勢多郡桂萱村(現前橋市三俣町)生まれ。父の佐田組を大きくして、佐田建設を創業し、社長に就任。戦後公職追放を受けるも、復帰し1967年参議院議員となる(2期)。群馬県経済界の重鎮として、群馬県商工会議所連合会会長、前橋商工会議所会頭、群馬県建設業協会会長などを歴任した。 

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 <佐田一郎像>

場所:前橋商工会議所(群馬県前橋市日吉町1-8-8-1)

竣工: 1992年9月

像高:

作者: 細野稔人

撮影時: 2019年8月20日

説明:竣工の年は、前橋市の市制100周年だったようだ。手に持っているのは何だろう?建設会社なので、設計図かな?

 

萩原朔太郎 (1886~1942)

 詩人。大正時代に近代詩の新しい道をつくり、「日本近代詩の父」と称される。群馬県群馬郡北曲輪町(現前橋市千代田町)生まれ。一日生まれで「朔太郎」と名付けられた。代表作『月に吠える』『青猫』など。 

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 <萩原朔太郎像>

場所:前橋文学館(群馬県前橋市千代田町3-12-10)

竣工: 1993年9月

像高:

作者: 三谷慎

撮影時: 2019年8月20日

説明:前橋文学館前の川のほとり(朔太郎橋)のところに立つ。病弱で神経質だった朔太郎らしさがある像。文学館の館内には2体の朔太郎の頭の像がある。1Fには舟越保武が1955年に作ったもの、2Fには高田博厚が1974年に作ったもの。

なお、前橋文学館では、毎年現代詩の中から「萩原朔太郎賞」を選考しているが、受賞者には分部順治制作の「萩原朔太郎像」が贈られるらしい。

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  (1F。舟越保武作)           (2F。高田博厚作)

 

〇レフ=トルストイ (1828~1910)

 ロシアの小説家、思想家。代表作は『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』など。日本でも多くの作家から尊敬された。

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トルストイ像>

場所: 前橋文学館(群馬県前橋市千代田町3-12-10)

竣工:

像高:

作者:

撮影時:  2019年8月20日

説明:文学館の2Fにある。この胸像は、終生の友、室生犀星が朔太郎に『愛の詩集』の出版記念で贈ったもので、朔太郎の書斎には常にこの像が置かれていたそうである。

しっかりと自分が写り込んでいますね…💦

 

 文学館を見学した後アクシデントが起こった。館の1Fにある「広瀬川バル風河」で昼食をとっていたのだが、飲んでいたアイスコーヒー(いつもは飲まないのに。暑かったから…)のストローを肘で引っ掛けて、なぜか自分の方へ倒してしまい、着ていたシャツとズボンを染めてしまったのです。ぐしょぐしゅで、コーヒー色がついてしまい、銅像探索どころではなくなりました。シャツは持っていたTシャツと替えるとして、ズボンがありません。予定変更をして、ズボンを少し乾かすために桐生方面へ移動し、ユニクロあたりで買って着替えることに…(ところが意外とズボンを浸みていることが判明し、まだ結構大変なことに…)。