銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれて20年。日本中の銅像ハンティングは続きます…

鳥取県編 その10

〇すねこすり…岡山県に伝わる妖怪。犬のような形をしており、雨の降る夜に現れ、道を歩いていると足の間をこすりながら通りぬけるとされる。井原市高梁市あたりに出たと伝わる。 

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〇ばけぞうり(化け草履)…古くなった草履が化けたもの。履物を粗末にするものの家で、夜間に履物が化けたとされる(佐々木喜善『聴耳草紙』)。しかし原典では「履物」とされ、「草履」と限定されていない。室町時代の『百鬼夜行絵巻』には、藁草鞋の妖怪が描かれている。

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〇青女房…もともとは宮廷や貴人に仕える年若く経験の浅い若い女官のことを指す。室町期から江戸時代にかけて多く作られた『百鬼夜行絵巻』に、几帳の前で鏡をのぞきながら、お歯黒をつける女官の妖怪が描かれており、それを鳥山石燕が「青女房」と名付けたらしい。彼の『今昔画図続百鬼』に出てくる。 

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〇浪小僧…遠江国(現静岡県西部)に伝わる妖怪。遠州七不思議のひとつで、奈良時代行基が年老いた母に変わって田植えをさせた2体の藁人形のうち、1体が海に流されたものという。風雨の災害があるときは事前に知らせるといい、波の響きが南東から聞こえると雨、南西から聞こえると晴れ、という。 

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〇世界妖怪会議…境港駅前に設置された6体の妖怪像。吸血鬼エリート(フランスから来た吸血鬼で、ジョニーの名がある)、鬼太郎と目玉の親父、女夜叉(吸血妖怪で、中国の鬼神)、バックベアード(西洋妖怪最強のアメリカの妖怪。黒い球体に巨大な目が一つと枯れ枝のような多数の触手からなる。眼力による催眠術が特技)、アササボンサン(西アフリカの吸血鬼がモデル。姿はニュージーランドマオリ族の木彫りの人形がモチーフ。口から噛んでいる樹液を吐き出して相手を動けなくする)。 

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〇鉄鼠(てっそ)…平安時代園城寺の僧頼豪の怨霊がネズミと化したもの。『平家物語』では“頼豪鼠”だが、鳥山石燕が『画図百鬼夜行』で”鉄鼠”と名付けた。経典や仏像を食い破るという。 

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泥田坊鳥山石燕が『今昔百鬼拾遺』で描いた妖怪。この解説文では、とあるところで翁が子孫のために田を遺したが、その息子が農業もせず酒ばかり飲んで遊び惚けていたところ、夜な夜な一つ目の黒いものが現れ、「田を返せ、田を返せ」と罵ったとされる。 

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〇ろくろくび…「ろくろっくび」とも。首が伸びるタイプと首が抜ける(抜け首)タイプがいるらしい。首が抜けるタイプが原型とされ、寝ているときに起こるので、一種の離魂とする説がある。首が伸びるタイプも、寝ているときになるらしいが、元は鳥山石燕の絵の中で、抜け首と体が霊糸のようなものでつながっていることを表現したところ、細く伸びた首と勘違いされて広がったとの説もある。 

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〇百目…全身に無数または百個の目を持つ妖怪。水木しげるの創作した妖怪らしい。もとは「百目鬼(どどめき・とどめき)」という鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に描かれた妖怪か? 

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〇小豆はかり…江戸時代の怪談集『怪談老の杖』にある妖怪。姿を現さず人家の屋根裏などで小豆の音を立てる妖怪とされる。 

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〇つるべおとし(釣瓶落とし)…京都府滋賀県岐阜県、愛知県、和歌山県などに伝わる妖怪。木の上から落ちてきて人間を襲う、人間を食べるなどとされた。他の地域では木から火の玉が落ちてくるなどの類話が見られる。

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