銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

鳥取県編 その12

〇ムーラちゃん…『テレビマガジン』に1979年に連載された「おばけのムーラちゃん」の主人公。ムーラちゃんは12000年の眠りから覚めたムー大陸の王様。体を自由に変形できる。また妖怪の対処法に詳しい。「ムーラちゃん」の名は、水木しげるの本名「武良(むら)」から来てる由。 

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悪魔くん(埋もれ木真吾)…「悪魔くん」第3シリーズのキャラクター。「埋もれ木真吾」という名前。メフィスト2世を始めとする十二使徒を駆使して、東獄大帝ら「黒悪魔」と戦う。原作マンガでは、最終回に初代悪魔くんが出てきて、2代目悪魔くんであることがわかる。吹いているのは「ソロモンの笛」。 

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メフィスト2世十二使徒の一人。第一使徒メフィストの子ども。魔力に優れ、特に雷の魔法が得意。 

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〇大海獣…古代のクジラで、ヒレの代わりに人間のような手足を持つ、毛深い巨大生物。水木しげるが出征していた南方戦線、パプアニューギニアに生息していたという「鯨神」か?貸本時代から何回も出てくる。サラリーマン山田が変身したり、鬼太郎が変身したりする。境港のブロンズ像は、鬼太郎が変身していく様が造形されている。 

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〇テレビくん…水木しげるのキャラクターの一人。『別冊テレビマガジン』(1965年)が初出。テレビの中に自由に出入りできる少年。トランジスタテレビを持って、旅館やホテルを転々として生活している。山田の名がある。境港ではブラウン管テレビから出てきている。 

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〇土用坊主…神奈川県の相模原市青根に伝わる妖怪。土用(四季の各終わりの18日間)のなると敷地内に現れる。この期間に土いじりをすると、土用坊主の頭を引っ掻くことになるので、土いじりも草むしりもしてはいけないとされる。

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〇アマメハギ…石川県の能登地方に伝わる妖怪。囲炉裏や火鉢に長くあたっているとヒダコ(温熱性紅斑)ができ、これをアマメと呼ぶ。これができるのは怠け者の証とされ、これを剥ぎ取る妖怪が「アマメハギ」である。能登地方では正月や小正月や節分に、若者が「アマメハギ」の仮面を被って家々を回る伝統行事となっている。秋田の「なまはげ」や。山形県遊佐町の「アマハゲ」などと同じルーツとされる。 

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〇クサビラ神…近江地方の妖怪。7世紀前半にこの地方を飢饉が襲った時、神社の領域に食用キノコ(ヒラタケ)を大量に発生させて、人々を飢饉から救ったされる。「クサビラ」とはキノコのことである。 

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〇水虎…本来は中国の妖怪。全身が堅い鱗に覆われていて水面に浮かんでいる大人しい存在だが、悪さをすると子供にかみつくという。日本伝わった際に「カッパ」と混同されたらしい。日本では48匹のカッパを束ねる棟梁にして、竜宮の眷属とされる。 

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〇ケンモン…ケンムンとも。漢字だと水蝹。奄美地方の妖怪。相撲好きで人に会えば挑んでくる。頭には皿がある。カッパによく似ている。

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〇カワエロ…岐阜県揖斐地方にいるカッパの仲間。川から出てくるとサルに化けるが、足跡にかかとがないのでそれとわかるという。

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