銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれて20年。日本中の銅像ハンティングは続きます…

香川県編 その5

 〇牛鬼 

 西日本に伝わる妖怪。主に海岸に現れ浜辺を歩く人間を襲う。根香寺(ねごろじ)には、江戸時代の初めにこの地にいた牛鬼が、山田蔵人高清に退治された。その角が高清によって根香寺に奉納され、現在も寺にあるという。

f:id:tagutti:20210321165858j:plain

<牛鬼像>

場所:根香寺香川県高松市中山町1506)

竣工:

像高:

作者:

撮影時:2019年1月28日

説明:根香寺に残されている掛け軸の絵を基に作られたようで、現在の青銅製の像の前に、陶器製の像があったらしい。怖いというよりもユーモラスな感じの像である。

 

 〇松浦伊平  (1890~1971)

 実業家、政治家。香川県阿野郡青梅村(現坂出市大屋富町)出身。土木請負業を設立し、その後松山村長、香川県議を経て、衆議院議員を2期務めた。戦後は公職追放され、その後香川県農業会長などをして、農業基盤整備に尽力した。 

f:id:tagutti:20210321165946j:plain

 <松浦伊平像>

場所:白峰パークセンター下(香川県坂出市高屋町2042-255)

竣工: 1972年3月

像高:

作者: 矢野秀徳

撮影時:2019年1月28日

説明:当初は調査しきれなかった像。根香寺から白峰寺を経て五色台を坂出方面へと降りていく途中に目に入った。近くが白峰パークセンターだったのでそこに車を入れて確認した。銅像探索中には自然と銅像の姿が目に入ってくることが多い。

  

〇瀬山登  (1784~1853)

 江戸時代の武士、丸亀藩(京極家)の藩士。名は重嘉、通称四郎兵衛。江戸屋敷留守居役をしている時に、金毘羅参詣の誘致をおこない、そのために丸亀港の拡張を図って、「新堀湛甫」を築造した。また金毘羅同燈籠(現太助燈籠)を建てたが、その多額の費用調達を成功させ、また丸亀に団扇生産の技術を持ち込み、金毘羅参詣の土産物として販売させた。

f:id:tagutti:20210321170034j:plain

<瀬山登像>

場所:太助燈籠(香川県丸亀市西平山町)

竣工: 1990年3月

像高:

作者: 矢野秀徳

撮影時:2019年1月28日

説明:太助燈籠のすぐ脇に坐る。銘文の経歴を見ると、現在的なアイディア豊富なビジネスマンであったようだ。

  

〇井上通女 (1660~1738)

 江戸時代の歌人丸亀藩京極家の家臣だった父は朱子学者、母は和歌などを嗜んだ。幼いころから優秀で、7~8歳ごろに『源氏物語』を諳んじていたという。長じて藩主の母の侍女となる。その後結婚して三男二女をもうけた。彼女が著した三冊の日記(『東海日記』『江戸日記』『帰家日記』)は三日記といわれ、「江戸文学の粋」とされた。貝原益軒が絶賛したという。 

f:id:tagutti:20210321170120j:plain

<井上通女像>

場所:城西小学校(香川県丸亀市六番丁12)

竣工: 1991年3月

像高:

作者:

撮影時:

説明:この地は井上通女の生誕地。小学校の校庭に「生誕地」の石碑が立つ。調査していくと、この像は1908年に高本勝四郎が作り、1932年に現在地に置かれたようで、1943年に金属供出で亡くなったものが、再建されたようだ。表面に塗装(?)の跡が残っている。近くの丸亀高校にはかつて「井上記念館」があり(現同窓会館)、通女の肖像画と木像があるそうだ。

  

〇倉田三朗 (?~?)

 教育者。戦後新制高校になったときの大手前丸亀高校の初代理事長兼校長。 

f:id:tagutti:20210321170235j:plain

<倉田三朗像>

場所:大手前丸亀中学校・高校(香川県丸亀市大手町1-6-1)

竣工: 1987年3月

像高:

作者:

撮影時:2019年1月28日

説明:正門を入ってすぐ右側にいる。門の高さが低く、敷地に入りやすいフレンドリーな作りである。丸亀城の真ん前の立地といい、丸亀市民から絶大な信用があると感じた。

  

〇警察犬きな子 (2003~2017)

 ラブラドールレトリバーの雌犬。香川県丸亀市生まれ。警察犬訓練所に生まれ、警察犬になるべく訓練をしていたが、障害物を乗り越えられず、顔から落下するなどの「ドジぶり」が評判となり、2010年には映画化されるまでになった(「きな子~見習い警察犬の物語」。7回目のチャレンジで好成績を収め、2011年に正式に警察犬となった。

f:id:tagutti:20210321170326j:plain

<警察犬きな子像>

場所:JR丸亀駅南口(香川県高松市浜町105-1)

竣工: 2018年12月

像高: 約60㎝

作者: 原銅像製作所(創業約400年の地元の会社)

撮影時:2019年1月28日

説明:地元有志によるクラウドファンディングで約460万円を集めて作られた。除幕式には「きな子」の子どもや孫の犬も参列した。銅像を撫でてもらえるように、台座は80㎝と低めにして作られた。

  

〇村山熊太 (1881~1975)

 教育者。香川県鵜足郡岡田西村(現丸亀市綾歌町)生まれ。東京第二中学、学習院などに勤務したのち故郷へ帰り、坂出実習女学校、坂出実習高校、香川短期大学などで教鞭をとった。著者などからみると国語の先生か?

f:id:tagutti:20210321170412j:plain

<村山熊太像>

場所:岡田小学校(香川県丸亀市綾歌町岡田下217)

竣工:

像高:

作者: 横山文夫

撮影時:2019年1月28日

説明:この地の出身で、岡田小学校の校歌を作ったという。

 

 

〇増田穰三 (1858~1939)

 農政家、政治家、華道家讃岐国那珂郡七箇村(現仲多度郡まんのう町)生まれ。農業をしながら華道を教えていた。七箇村長から香川県議会議員(3期)、衆議院議員(2期)。大浦事件で検挙、有罪となった。土讃線のルート決定に尽力したらしい。

f:id:tagutti:20210321170455j:plain

<増田穰三像>

場所:JR塩入駅(香川県仲多度郡まんのう町帆山179-2)

竣工: 1963年3月再建(当初像は1937年5月。1943年金属供出)

像高:

作者:

撮影時:2019年1月28日

説明:像は当初七箇村役場前に立てられていたようだ。