銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

鹿児島県編  その17

今回は、鹿児島大学編である。

 

〇梶島二郎 (1887~1974)

 数学者。東京工業大学教授から鹿児島県立工業専門学校を創設し、初代校長となった。この学校は1949年学制改革で県立鹿児島大学、1955年に国立鹿児島大学に併合された。

<梶島二郎像>

場所:鹿児島大学工学部(鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24)

竣工: 1969年11月

像高:

作者:柳田菖

撮影時:2020年3月22日  

説明:鹿児島大学の工学部門(鹿児島市電「工学部前」電停そば)から入り、稲盛会館前の広場の奥にいる。像の奥は「海洋波動実験棟」がある。

 

〇岩崎與八郎  前出につき略

<岩崎與八郎像>

場所:鹿児島大学工学部(鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24)

竣工:1988年3月

像高:

作者:

撮影時:2020年3月22日

説明:岩崎グループの創設者だが、鹿児島に工学系の教育機関を作るべく、100万円余の寄付をした(1944年)ことから、鹿児島県立工業専門学校が作られた。像があるのは工学部門からの「稲盛通り」と西門から入る通りの交差点付近である。

 

稲盛和夫 (1932~)

 実業家。京セラ、KDDI(もと第二電電)創業者。鹿児島県鹿児島市生まれ。鹿児島県立大学工学部(現鹿児島大学工学部)を卒業、1959年に京都セラミック(現京セラ)を設立した。企業家の育成にも熱心である。

稲盛和夫像>

場所:鹿児島大学工学部(鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24)

竣工:2017年3月

像高:

作者:池川直

撮影時:2020年3月22日  

説明:立像である。母校である鹿児島大学工学部に対し、奨学基金や「稲盛会館」「稲盛アカデミー棟」の寄贈など、多大な貢献をしたことから、この銅像が立った。

 

玉利喜造 (1856~1931)

 農学者、貴族院議員。薩摩(現鹿児島県)出身。駒場農学校(現東大農学部)1期生を首席で卒業し、アメリカへ留学、帰国後母校で教鞭をとる。ワタや大麦などで、わが国最初の人工交配をおこなうなど活躍した。晩年は故郷の鹿児島高等専門農林学校の校長となり、貴族院の勅撰議員ともなった。

玉利喜造像>

場所:鹿児島大学獣医学部(鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24)

竣工:1925年11月

像高:

作者: 朝倉文夫

撮影時:2020年3月22日  

説明:鹿児島大学獣医学部の共通棟の前にある。

 

 

〇蟹江松雄 (1912~2001)

 農学者。鹿児島高等農林専門学校に農産製造学・発酵学の教授として赴任、「悪臭を除き、世界に通用する焼酎」を生涯の研究テーマとした。その後鹿児島大学学長などを務めた。

<蟹江松雄像>

場所:鹿児島大学農学部焼酎学習センター「北辰蔵」(鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24)

竣工:2007年11月

像高:

作者:

撮影時:2020年3月22日  

説明:鹿児島の焼酎文化を開花させた人物らしい。