銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれて20年。日本中の銅像ハンティングは続きます…

鳥取県編 その9

〇ひょうとく…一般に言う「ひょっとこ」。東北地方のかまど神らしい。「ひょっとこ」とは、「火男」から来たともされ、かまどの火を竹筒で吹く姿を指すとも。 

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〇魔女の花子…家出中の魔女で、小学校に行くための資金稼ぎに旅館で働いている。『河童の三平』に登場する。三平がピンチの時には助けてくれるらしい。 

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〇サラリーマン山田…水木マンガのレギュラーで(作品によって名前は違う)、どこにでもいそうな目に出っ歯のおじさん。平凡で小心者、控えめな性格だが、いつもひどい目に合わされている。水木しげるの貸本劇画時代の友人、桜井昌一氏がモデル。 

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〇鍛冶媼(かじばば)…刀鍛冶の男の妻が、刀の代金を取りに行った帰りにオオカミに食い殺され、その無念からオオカミに憑りつき、、通りかかる人を次々と殺す妖怪になった。

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〇山わろ…水木しげるロードには2種類の「山わろ」がいるが、こちらは木曽の山中に住み、エビやカニを捕って食べる。足跡のサイズは1mで、足跡は発見されているが、姿を見た者はいないと言う。 

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口裂け女…都市伝説として有名な妖怪。1979年の春から夏にかけて流行。岐阜県あたりから広まったとされる。口元を大きなマスクで隠した若い女性が、学校帰りの子どもに「私ってキレイ?」訊ねてくる。「キレイ…」と答えると「…これでも?…」と言ってマスクを外すが、その口は耳元まで裂けていたという。「キレイじゃない」と答えると、殺される。ポマードと3回唱えると女がひるむとか、ベッコウアメが大好物なので(大嫌いなので)、与えるとそのすきに逃げられるとも言われた。

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〇濡れ女…いつも髪がびっしょりと濡れているところから。人間の顔に長い髪、体はヘビのようでしっぽが300m以上あるという。思いを世出られた男は出会ったら最期、逃げることはできない。

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鳥取県編 その8

〇鬼太郎ポスト…よく見ると、官製はがきに乗っているんだね。

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〇(サラリーマン)死神…もともと「ビッグコミック」に連載していた(1968~1969)キャラクター。のちに『河童の三平』や『ゲゲゲの鬼太郎』などにも登場する。成績不振でエンマ社長から地上への単身赴任を命じられ、ノルマ達成をするため奔走する。 

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麒麟獅子(と猩々)…水木しげるのキャラクターではなく、鳥取周辺で信仰されてきた伝統芸能麒麟獅子はこの世の魔性を祓う神の使者。猩々は麒麟獅子舞が登場するときのあやし役。1650年に鳥取東照宮を建立した折に始まった。 

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〇雷獣…6本の手足に3本のしっぽ。雷雨とともに現れ、雲に乗り空を飛び回る。落雷のときに樹木を裂いたり人に落ちたりするのはこの妖怪の仕業だという。栃木県や長野県に出現するという。

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ぬらりひょん(滑瓢)…ひょうたんナマズのように掴まえ所のない化物とされる。江戸時代に描かれた妖怪絵巻などに登場するが詳細は不明。近年の妖怪図鑑では、家の者が忙しくしている夕方時に、どこからともなく家に入ってきて家人のように茶や煙草を飲んだりする。目撃しても誰もが家人と勘違いし、追い出すことができない、もしくは存在に気が付かないとされる。『ゲゲゲの鬼太郎』などでは、鬼太郎を宿敵とする「妖怪の総大将」とされる。 

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〇たにぐく…『古事記』に登場するヒキガエルの神様。古代からヒキガエルは、どこにでもいて地上を這い回っていると考えられていた。また山の精を食べるので、人がこれを食べると仙人のようになるとされた。美保神社末社「具久谷社」に祀られている。

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〇蟹坊主…甲斐国(現山梨県)の寺に坊主の姿で隠れ住んでいた、畳2畳敷きもある大蟹。寺に来る住職を次々と食べていたため恐れられた。ある旅僧がこの寺に泊まった時、蟹坊主が「両足八足大足二足横行自在両眼大差、これな~に?」と問答を仕掛けると、旅僧は「かんにん坊」と答えた。すると蟹坊主の姿が消え、寺の裏の池の水を抜くと、大蟹の姿をした蟹坊主と多くの骸骨が現れ、蟹坊主は成敗されたという。 

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〇こなきじじい(児泣き爺)…詳細は徳島県編を見てください。『ゲゲゲの鬼太郎』では、砂かけ婆と妖怪アパートの管理人をしている、鬼太郎の仲間。JR境線(2005年より『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪を駅名の愛称としている)では、余子駅の愛称である。 

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〇すなかけばばあ(砂かけ婆)…奈良県兵庫県滋賀県に伝わる妖怪。人に砂を振り返る妖怪だといわれる。誰も姿を見たことがないとされるが、水木しげるがキャラクター化した。『ゲゲゲの鬼太郎』では、児泣き爺と妖怪アパートの管理人をしている、鬼太郎の仲間。JR境線では、大篠津駅の愛称である。

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コロポックルアイヌの伝承に登場する小人。アイヌ語で「蕗の葉の下の人」の意とされる。「コロボックル」とも。心が優しく、様々な知恵を授けてくれるという。信頼した人の前にしか姿を現さない。JR境線では、博労町駅の愛称である。

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鳥取県編 その7

前週は、担当する運動部が大会で勝ち進んだために応援に行き、アップができませんでした。

 

水木しげる (1922~2015)

 漫画家。本名武良茂。大阪府大阪市生まれ、鳥取県境港市育ち。ペンネームは、紙芝居作家時代に、神戸市で「水木荘」という貸アパートを経営していたことから。太平洋戦争に出征し、ニューギニア戦線・ラバウルで左腕を失う。復員後、生活のために始めた紙芝居作家から貸本作家となり、『ゲゲゲの鬼太郎(当初は墓場鬼太郎)』『河童の三平』『悪魔くん』などを発表し、一躍人気漫画家となる。2010年にNHK連続テレビ小説ゲゲゲの女房」(妻武良布枝著)がヒットする。 

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 <(山高帽をかぶった)水木しげる像>

場所:水木しげる記念館鳥取県境港市本町5)

竣工: 2006年10月

像高:

作者: 京浜にけ

撮影時: 2017年8月21日

説明:2003年に完成した水木しげる記念館入り口に立つ。右肩には”目玉の親父”が乗る。この後に紹介する妖怪像は2018年現在177体。この像はその一環として120体目の銅像として建てられた。このほかに水木しげる像は、水木しげる顕彰像および水木しげる先生執筆中像(境港駅前:境港市大正町)、隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生像(妖怪広場前:境港市大正町)、水木しげる夫妻像(境港市大正町74)、正福寺(境港市中野町5016)がある。また前出の鳥取県庁内にも夫妻像が置かれている。

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 (水木しげる顕彰像)

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水木しげる先生執筆中像)

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隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生像)

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水木しげる夫妻像)

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(正福寺の水木しげる像)

 

水木しげる(幼少期)

 「のんのんばあとオレ像」とされるもの。これも水木しげる像なのだが、「のんのんばあ」こと景山ふさ(水木家に賄い婦として出入り)は、水木の幼少期に妖怪話を多く話し、これがのちの妖怪まんがに多大なる影響を与えたようなので、別項を立てた。 

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 <のんのんばあとオレ像>

場所:水木しげる記念館鳥取県境港市本町5)

竣工: 2009年8月

像高:

作者: 京浜にけ

撮影時: 2017年8月21日

説明:訪問していないが、のんのんばあとオレ像は、島根県出雲市一畑薬師にもある(2012年4月設置)

 

今回は、これ以降「水木しげるロード」に鎮座する妖怪たちの像を紹介していく。いずれも2017年8月21日の撮影である。水木しげる像を含めて177体もあるので、何回かに分けて紹介していくとしよう。地図も貼付する(境港市観光協会HPより)が、2018年にリニューアルされたので、私の並べる順番と地図上の位置は一致しないことをご容赦ください。

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〇ばく…中国から日本へと伝わった伝説上の生物。人の夢を喰って生きるとされる。クマのような体にゾウのような鼻、目はサイ、尾はウシ、足はトラという感じらしい。 

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〇畳叩き…夜中に畳をパタパタと叩いているような音を立てることからついた名前。ある男が竹藪の石から小人のようなものが出てきてパタパタと音を立てるのを見つけ、その石を持ち帰ったところ、医師と同じ大きさのアザが顔に現れたので、祟りを恐れて石を竹藪に返すとアザは消えたという。 

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〇高女…普段は普通の女だが、嫉妬や男性に相手にされなかったりすると怒り、下半身を伸ばして2m以上になるという。和歌山県木地師の女房に化けて子供や使用人を食べた「高女房」という話がある。

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〇八岐大蛇(ヤマタノオロチ)…『古事記』に登場する大蛇。素戔嗚尊が下界に下ったとき、八岐大蛇に献上されそうになっていた櫛稲田毘売を救うために退治された。出雲地方の斐伊川の分流や蛇行を八岐大蛇に例えたとの説がある。f:id:tagutti:20201115110613j:plain

河童の三平・タヌキ・カッパ…『河童の三平』は、水木しげるのマンガ作品。境港市の下ノ川にカッパが住んでいるという話から作った「河童のカー坊」の話が下敷きになっているという。河童の三平は、容貌がカッパに似ているだけの少年(河原三平)。やがてカッパ(かん平)やタヌキたちと仲良くなり、生活をしていく話である。(右が三平・タヌキ、左がカッパ) 

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