〇クライド・エドワード・パングボーン (1896~1958)
アメリカ人のパイロット。初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた。ワシントン州ダグラス郡ブリッジボード出身。鉱山技師だったが、第一次世界大戦時にパイロットとなり、教官となった。当初世界一周の速度記録を狙ったが、出発前に早い記録が打ち立てられたため、太平洋無着陸横断(朝日新聞社が懸賞を出していた)を狙い、1931年10月に青森県淋代海岸(三沢市)からワシントン州ウェナッチ市まで、41時間13分の記録を成し遂げた。
(右がパングホーン、左がハーンドン。二人ともリンゴを手にしている)
<クライド・エドワード・パングボーン像>
竣工:2001年3月
像高:
作者:
撮影時:2022年8月24日
説明:この横断飛行の記念として、ウェナッチ市から5本のリンゴの苗木(リチャードデリシャス)をもらったことが、リンゴ王国青森の始まりとされる。
〇ヒュー=ハーンドン (1904~1954)
アメリカ人のパイロット。母の資金で、クライド・パングボーンと太平洋無着陸横断飛行に成功した。乗っていた機体は、ミス・ビードル号という。
<ヒュー=ハーンドン像>
竣工:2001年3月
像高:
作者:
撮影時:2022年8月24日
説明:当時日本には、たくさんのガソリンを積んだ重い飛行機(太平洋無着陸横断飛行には多少のガソリンが必要)が離陸できる飛行場がなかったため、粘土と砂鉄の混じった青森県の淋代海岸は、それに最適な場所だったそうだ。また最短の飛行コースの大圏コースを取るためには、日本の北の方がよかったそうだ。
〇大山康晴 (1923~1992)
将棋棋士。十五世名人。岡山県浅口郡河内町(現岡山県倉敷市)生まれ。公式タイトル獲得80期(歴代2位)、通算1433勝などの記録を持ち、永世名人、永世十段、永世棋聖、永世王将の5つの永世称号を持つ。
<大山康晴像>
場所:大山将棋記念館(青森県上北郡おいらせ町上前田144-1)
竣工:1993年 8月
像高:
作者:立体写真館(盛岡公彦)
撮影時:2022年8月24日
説明:青森県のおいらせ町(旧初来町)とのつながりは、将棋普及のために1978年この地を訪れてから気に入り、繰り返し訪れたことから。1989年に百石町が名誉町民の称号を贈り、2004年に「大山将棋記念館」が作られた。館内にも銅像がある。また出身の倉敷市にも「大山名人記念館」があり、正面入り口内に胸像がある。
〇木村秀吉 (1898~1973)
実業家。木村化工機(株)(当初は北村鉛工所)を兵庫県尼崎市に創業する。青森県三戸郡五戸町生まれ。百石町(現おいらせ町)に多大な支援と援助をおこなった。
<木村秀吉像>
場所:おいらせ町百石庁舎(青森県上北郡おいらせ町上明堂60-6)
竣工:1980年11月
像高:
作者:小坂圭二
撮影時:2022年8月24日
説明:像のあるところは庁舎の前であるが、「おいらせ町中央公園」が所在地になるだろう。
〇三村泰右 (1897~1991)
政治家。青森県三戸郡市川村(現青森県八戸市)生まれ。百石町議会議員(3期)、青森県議会議員(5期)を務める。
<三村泰右像>
場所:百石郵便局(青森県上北郡おいらせ町上明堂98-7)
竣工:1991年10月
像高:
作者:田畑功
撮影時:2022年8月24日
説明:こちらも像は「百石郵便局」としているが、「おいらせ町中央公園」が所在地になるだろう。写真が斜めなのは、西日を受けているため。