銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

富山県編 その5

〇佐伯有頼  (676?~759?)

 飛鳥時代から奈良時代にかけての人物。越中国司佐伯有若の息子と伝えられる。霊示を受けて立山を開山したという。『立山開山縁起』に載る人物。 

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<佐伯有頼像>

場所:呉羽山公園富山展望台(富山市北代2613)

竣工:

像高:

作者: 楢原北悠(鋳造は竹中製作所)

撮影時: 2018年12月2日

説明:左肩に白鷹が乗り、右手で立山を指さす。縁起によると、文武天皇の夢のお告げにより、越中国を治めた佐伯有若は、倶利伽羅山で出会った白鷹の導きで善政をおこなった。その子有頼は、白鷹の導きで立山に至り、立山を霊山として開き、出家して慈興と名乗った。没後、雄山神社立山若宮に神として祀られた。展望台からは、富山市内と立山が一望できる。

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 〇尾山三郎 (1888~1951)

 実業家、政治家。富山県婦負郡富山手伝町(現富山市)生まれ。さまざまな会社の社長や理事などを歴任、戦前は富山市議会議員、富山県議会議員などをやり、戦後富山市長、1950年参議院議員となったが、在任中に死亡した。 

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<尾山三郎像>

場所:呉羽山公園桜の広場展望台(富山市安養坊1)

竣工:1961年6月

像高:

作者: 堺幸山

撮影時: 2018年12月2日

説明:呉羽山公園の北のはずれの方にある。左手に旗、右手には帽子だが、これは消防団としてのものか?富山消防団長をしている。

 

〇佐伯宗義  (1894~1981)

 実業家、政治家。富山地方鉄道創始者立山黒部貫光㈱創業者。富山県立山町(現立山町)生まれ。衆議院議員8期(民主党→国民民主党→改進党→日本民主党自由民主党)。 

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<佐伯宗義像>

場所:呉羽山公園豊栄稲荷神社近く(富山市茶屋町

竣工: 1984年2月

像高:

作者: 

撮影時: 2018年12月2日

説明:呉羽山公園は、南北に長い呉羽山の尾根筋に広がる。佐伯有清像のある「富山展望台」から南に進むと、車道と別れて尾根筋に上がる道(歩道)が現れるが、そこを上がっていくと立っている。

 

大伴家持  略 

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 <大伴家持像>

場所: 呉羽山公園豊栄稲荷神社近く(富山市茶屋町

竣工: 1985年9月(2009年移設)

像高:

作者:

撮影時:  2018年12月2日

説明:この像は、富山県歌人連盟の創立30周年を記念して作られ、当初は富山城址公園に置かれたが、2009年にこの地に移設された。台座脇には「春の園 紅にほふ 下照る道に 出で立つ娘子」の歌が刻まれている。

 

 

〇中田幸吉 (1915~1980)

農林技官、政治家。富山県知事(3期)。富山市出身。 

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 <中田幸吉像>

場所:呉羽山公園豊栄稲荷神社近く(富山市茶屋町

竣工: 1982年9月

像高:

作者:

撮影時: 2018年12月2日

説明:大伴家持像→佐伯宗義像→中田幸吉の順で並んでいる。

 

 

〇南日恒太郎(なんにちこうたろう) (1871~1928)

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<南日恒太郎像>

場所:富山大学五福キャンパス(富山市五福3190)

竣工: 1963年3月(1929年建立されたものの再建)

像高:

作者: 朝倉文夫

撮影時: 2018年12月2日

説明:富山大学五福キャンパスの人文学部前に立つ。台座は1929年時のもので、漢文で頌徳されたものが彫られている。