銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

岐阜県編  その2

どうもパソコンの具合が悪く、なかなか更新ができません💦

 

〇松野幸泰 (1908~2006)

 実業家、政治家。岐阜県知事(2期)、自由民主党衆議院議員(8期)、国土庁長官北海道開発庁長官。岐阜県本巣郡瑞穂村(現岐阜県瑞穂市)生まれ。家業の農業に従事した後、「松野メリヤス」を創業。戦後岐阜県会議員から岐阜県議会議長を経て、1958年に岐阜県知事となる。「道路知事」と呼ばれるほど、道路整備などの産業・生活基盤整備に重点を置いた県政を進めた。岐阜県庁の移転も実現。1967年から衆議院議員となる。

<松野幸泰像>

場所:瑞穂市役所(岐阜県瑞穂市別府1288)

竣工:1984年4月

像高:

作者:田淵吉信

撮影時:2023年3月25日

説明:立像である。瑞穂市の母体の一つ、穂積町の町長は、幸泰の妻松野友が務めており、瑞穂市の初代市長は、二人の長男、松野幸信であった(合併前の穂積町の最後の町長も)。

 

〇武藤嘉門(むとうかもん) (1870~1963)

 実業家、政治家。岐阜県知事(3期)、衆議院議員(3期)。岐阜県山県郡千疋村(現岐阜県関市)生まれ。旧姓は辻。武藤家に養子に入り、家業の酒造業を経営するほか、様々な会社を経営し、岐阜県の経済の発展に寄与、1918年から衆議院議員を務めた。戦後岐阜県知事となり、退任時は88歳で、都道府県県知事の最高齢である。

<武藤嘉門像>

場所:岐阜県庁前広場(岐阜県岐阜市薮田南1-7-8)

竣工:1956年 1月

像高:

作者:柴田佳石

撮影時:2023年3月28日

説明:2023年1月に県庁の新庁舎が完成したばかりで、建物の北側の駐車場の一角に坐った姿の像がある。

 

織田信長

織田信長像>

場所:岐阜県庁(岐阜県岐阜市薮田南1-7-8)

竣工: 2020年1月

像高: 42㎝

作者:

撮影時:2023年3月28日

説明:岐阜市にある「岩田時計舗」が、創業85周年を機に何かを残したいと、120万円をかけてこの像を市に寄贈したのこと。この像は岐阜駅前の「黄金の織田信長像」の1/7の縮小版。岐阜駅前の像の製作見本を原型として、120体作られたうちの一つ。

 

空海弘法大師) 

空海像>

場所:乙津寺(岐阜県岐阜市鏡島中2-8-1)

竣工:2021年11月

像高:

作者:

撮影時:2023年3月28日

説明:寺の名前は「おっしんじ」と読む。「日本三躰厄除弘法大師」のひとつ(あとは、京都の教王護国寺・川崎の平間寺<川崎大師>)。像は、行脚姿の若き日の弘法大師。それにしても岐阜県人は、「金」が好きである…

 

高木貞治(たかぎていじ) (1875~1960)

 数学者。岐阜県大野郡数家村(現岐阜県本巣市)生まれ。旧制第三高等中学校(現京都大学)から帝国大学理科大学(現東京大学理学部)数学科に進み、卒業後ドイツに留学。代数的整数論の研究で、「高木の存在定理」の証明で知られる。多くの数学教科書を著し、『解析概論』は、解析学の入門の名著として知られる。

高木貞治像>

場所:糸貫中学校(岐阜県本巣市三橋1101-8)

竣工:1979年11月                   

像高:

作者:「菊」の署名入り

撮影時:2023年3月25日

説明:中学校の敷地内にある。校舎の南側の芝生に立つ。グラウンド側ではないので注意。グラウンド脇までは公道のようで、普通に車で入ることができる。中学校の近くの「富有柿センター」3Fには、「高木貞治記念室」がある(本巣は富有柿の発祥の地でもある)。

 

中島武市 (1897~1978)

 実業家、政治家。岐阜県本巣郡土貴野村(現岐阜県本巣市)生まれ。学校を卒業後、北海道に渡り、古着屋を始める。まもなく屋号を「みつわ屋」と改め、その後帯広商工会の会頭となる。帯広市議会議員や帯広市議会議長を歴任。シンガーソングライターの中島みゆきは武市の孫。

中島武市像>

場所:土貴野神社(岐阜県本巣市早野509-1)

竣工:1965年10月

像高:

作者:津上昌平

撮影時:2023年3月25日

説明:帯広市依田勉三の胸像のある公園は「中島公園」といい、武市が胸像を寄贈したことから名づけられた。また西本願寺帯広別院にも、武市の胸像がある。竣工日からするとこの像は寿像であった。