銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

秋田県編 その9

〇ハチ公  1923<大正12>年~1935<昭和10>年  
 秋田県北秋田郡二井田村(現大館市)生まれの秋田犬。誕生の翌年、東京帝国大学農学部教授の上野英三郎にもらわれ、東京へ行った。しかしその翌年、飼い主の上野が職場で急逝した。毎日のように渋谷駅まで一緒に散歩していたこともあり、帰ってこない飼い主を渋谷駅まで待ち続けたことから「忠犬ハチ公」として有名になった。
 f:id:tagutti:20181215103449j:plain


<ハチ公像>
場所:秋田県大館市大子内字三ツ梨61(斎藤七郎右衛門宅前)
竣工: 1989<平成元>年12月
像高:
作者: 島田松雲?
撮影時: 2012年8月25日
説明:この地はハチ公の生誕地である。これは石像(あるいは石膏像)である。ハチ公像の脇には、2003<平成15>年に立った「忠犬ハチ公生誕の地」の石碑がある。斎藤宅の庭には、「忠犬ハチ公ふるさとガイド」という石碑と小さなハチ公(仔犬)の像もいるのだが、私は気が付かなかった。

なお、道路の反対側にはハチ公を模したトイレがある。


f:id:tagutti:20181215103520j:plainf:id:tagutti:20181215104127j:plain


 
〇ハチ公(元大館駅前)
 f:id:tagutti:20181215103543j:plain

<ハチ公像>
場所:「秋田犬の里」(2019年5月オープン予定:大館市字清水堰添)
竣工: 1987<昭和62>年11月(元の像は1935<昭和10>年7月)
像高:
作者: 松田芳雄(元の像は静谷駅前と同じ安藤照氏)
撮影時: 2012年8月25日
説明:このハチ公像は、渋谷駅と同じ型によって、ハチ公の亡くなった年(1935年)に除幕式が行われたが、渋谷駅と同じように1945年に金属回収令で供出された。大館市は「ハチ公」押しで、駅構内に「ハチ公神社」(現在の神社の像はブロンズ像)もあり、下記のように「秋田犬群像」の銅像もある。現在の像は、映画「ハチ公物語」封切り後に作られたようだ。
 写真は大館駅だが、2018年12月、「秋田犬の里」建設に伴い移設された。この施設は大館市が運営し、JR大館駅の南すぐの「旧小坂鉄道跡地」で、話題の「秋田犬」と触れ合える施設だそうだ。そこの入り口付近にこの像は移設された。
 
〇秋田犬群像
 f:id:tagutti:20181215103620j:plain

<秋田犬群像>
場所: :「秋田犬の里」(2019年5月オープン予定:大館市字清水堰添)
竣工: 1964<昭和39>年5月
像高:
作者:
撮影時: 2012年8月25日
説明:この像は、若き日のハチ公たちをイメージして作られたもの。
写真は駅前だが、ハチ公像とともに2019年5月にオープンする「秋田犬の里」に移設された。

 
〇秋田犬(秋田犬会館内。石膏像)

f:id:tagutti:20181215103652j:plain

場所:秋田犬会館(秋田県大館市三ノ丸13-1)
竣工:
像高:
作者:
撮影時: 2012年8月25日
説明:この像は、秋田犬会館の石膏像である。足腰の発達した精悍な顔つきの像である。
 
〇ハチ公(秋田犬会館内)

f:id:tagutti:20181215103714j:plain

場所: 秋田犬会館(秋田県大館市三ノ丸13-1)
竣工:
像高:
作者:
撮影時: 2012年8月25日
説明:この像は秋田犬会館の博物室入り口付近にいる。木彫像である。本家と同じように左耳が垂れている。最近の秋田犬人気のせいか、館内には「生犬」もいて、会館は人気らしい。
 
 
〇ハチ公(秋田犬会館前「望郷のハチ公」)

f:id:tagutti:20181215103804j:plain

場所: 秋田犬会館(秋田県大館市三ノ丸13-1)
竣工:
像高:
作者:
撮影時: 2012年8月25日
説明:この像の台座は、1945<昭和20>年に金属供出で回収された、大館駅前のハチ公像のものです。会館の外、門の手前にいる。像は晩年(12歳頃)のハチ公をイメージし、「渋谷駅頭の空を眺め、故郷大館に思いをはせる」(秋田犬会館HPより)立ち姿となっているそうです。さらにこの像の顔は生まれ故郷の大館市大子内の方向を向いてるそうです。