銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

鹿児島県編  その1

今回から予告通り、鹿児島県編が始まります。2020年春に、コロナ禍が始まったころにするっと訪問し、大隅半島の一部は2022年の春に宮崎周りの最後に訪れました。食事や旅行としてはいいところでした。春先と言うこともあると思います。桜島などの噴煙なども大人しかったし、夏になると暑いでしょうし、一番いい季節に訪れたのかもしれません。では…

 

糸川英夫  (1912~1999)

 工学者。航空工学、宇宙工学が専門。「日本のロケット開発の父」と呼ばれる・東京都生まれ。東京大学航空工学科を出て、中島飛行機に入社、戦闘機の設計に携わり、その後東大教授となる。ジェットエンジンの研究からロケット研究に進み、カッパロケット、ラムダロケット、ミューロケット、おおすみなどの開発、打ち上げに関わった。死後、小惑星25143に「イトカワ」の名がつけられたが、これは国産ロケット「はやぶさ」が、この小惑星を探査したことからである。「はやぶさ」は探査に成功し、サンプルを回収し、地球へと帰還した。

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糸川英夫像>

場所:JAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13)

竣工:2012年 11月

像高:約170㎝(実際の糸川氏は158㎝)

作者:本郷寛

撮影時:2022年3月30日

説明:観測所内のロケット打ち上げ所に向かう途中の分岐のところ(観測所本所の側)にたつ。氏の生誕100周年の記念である。脇には「おおすみ」(わが国初の人工衛星)の記念碑も立つ。像を見るには、観測所の守衛所で申し出る必要がある。時間と氏名を記入すれば、車で入ることができる。

場所は、東シナ海を見下ろすことのできる場所であるが、風が強い。確かに宇宙ロケットの打ち上げに適した場所である。

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(敷地内の巨大パラボラアンテナ)  (人工衛星おおすみ」の記念碑)

 

二階堂進  (1909~2000)

 政治家。科学技術庁長官、北海道開発庁長官、自民党幹事長、副総裁などを歴任。鹿児島県肝属郡高山村(現肝付町)出身。二階堂家は鎌倉時代からの名家で、生家は国の重要文化財となっている。戦前アメリカの大学を出ると、戦後衆議院議員となる(当選16回)。田中角栄を慕い(「趣味は田中角栄」と言ったそう)、田中派を作った。

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二階堂進像>

場所:二階堂家住宅(鹿児島県肝属郡肝付町新富5595)

竣工:

像高:

作者:

撮影時:2022年3月30日

説明:「二階堂家住宅」は江戸時代の薩摩藩郷士武家住宅として、国の重要文化財(1975年指定)。「オモテ」と「ナカ」が直交した雁行型の寄棟造の萱葺き。像はその庭にいる。入館は有料である。実際に二階堂氏が住んでいたところは、この建物の奥に現存する。

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〇河野直吉 (1888~1977)

 実業家、政治家。肝属郡議会議員から村会議員を経て、肝付町長を戦前、戦後で通算18年間務める。風水害後の復興と町財政の再建に尽力した。

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<河野直吉像>

場所:肝付町役場(鹿児島県肝属郡肝付町新富98)

竣工:1981年10月

像高:

作者:

撮影時:2022年3月30日

説明:町役場の正面に立つ。

 

〇永田良吉 (1886~1971)

 政治家。鹿児島県肝属郡姶良村(現鹿屋市)生まれ。大姶良村議会議員、同村長、鹿児島県議会議員を経て、衆議院議員(8期)、鹿屋市長(3期)務める。鹿屋航空基地(神風特別攻撃隊の出撃地のひとつ)を海上自衛隊の基地として誘致したが、村議会議員時代から飛行機に注目をしており、「ヒコーキ代議士」と呼ばれていた。

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<永田良吉像>

場所:鹿屋市役所(住所)

竣工:1967年 11月

像高:

作者:中村晋也

撮影時:2020年3月20日

説明:鹿屋市役所の本庁舎の入り口左側にいる。鹿屋市役所の裏手には、廃線となった旧大隅線の鹿屋駅が保存され、「鹿屋市鉄道記念館」となっている。

 

〇水口住則 (1917~?)

 実業家。寿自動車学校の創業者。もともとは「水口工務店」と言う建設業(製材、瓦製造も手掛ける)だったが、業務上免許を取ろうと運転免許試験場に通ったが、14回目にやっと合格だった。そこで、免許取得に苦労が減るようにと、自動車学校を設立したそうだ。

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<水口住則像>

場所:鹿屋寿自動車学校(鹿児島県鹿屋市札元1-13-30)

竣工:1996年3月

像高:

作者:田畑功

撮影時:2020年3月20日

説明:正面玄関の脇に立つ。耳毛のインパクトの強い像である。銘文から寿像であることがわかる。

 

〇上別府市郎 (~2001)

 畜産家。鹿児島黒牛を全国ブランドに高めた。1976年に「第20平茂」を見出し、全国有数の種雄牛に育てた。

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<上別府市郎像>

場所:肝属中央家畜市場(鹿児島県鹿屋市田崎町1147-1)

竣工:2008年2月

像高:約1.75m

作者:田畑功

撮影時:2020年3月20日  

説明:1990年に設置された氏が生産した「第20平茂号」と並んで立ち、手綱を引くポーズで作られた。後から増設の形なので、作者は結構難しかったのではないか?

鹿児島きもつき農業協同組合串良配送センター(鹿児島県鹿屋市串良町有里5095-1)にあったが、2020年12月に肝属中央家畜市場に移設された。移設は、地域の和牛関係者から「地域の畜産振興の中心地」への移設が要望されたことかららしい。私は上記の当初地で撮影をしたが、畑地の広がる田舎にあったので、移設先は関係者には目立つ土地なのであろう。Googleストリートビューを見ると入場時に消毒が必要で、一般者には少し面倒くさいかもしれない。

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ちなみに、鹿屋市には、「鹿屋航空基地史料館」(鹿屋市西原3-11-2)に、「特攻隊の像」があるが、コロナ禍で入定ができなかった。また「鹿屋長寿園」(鹿屋市下祓川1800)に理事長だった「池田哲夫氏の像」があるが館内のため撮影を遠慮した。