銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

神奈川県編  その15

今回は、二宮尊徳の出生地、小田原を中心に、二宮尊徳像を特集します。一応、壮年時の姿は「二宮尊徳」、幼年時の姿は「二宮金次郎」(「金治郎」の表記もあるが、像名は「金次郎」で)と表記します。 ※もっとあるはずが、見つからない写真もあり、この後再…

神奈川県編  その14

〇大庭景義 (1128?~1210) 平安末期から鎌倉初期の武将。景能とも。桓武平氏の支流、鎌倉権五郎景正の曾孫。父は大庭景宗。大庭御厨(伊勢神宮へ寄進された荘園。今の藤沢市、寒川町、茅ケ崎市にまたがる)の中の懐島郷(現在の神奈川県茅ケ崎市辺り)を…

神奈川県編  その13

〇ガラスのうさぎ 高木敏子(1932~)の作者自身の実話に基づく戦時体験のノンフィクション作品の主人公。太平洋戦争の空襲において、12歳のとき目の前で、この二宮駅前でガラス職人の父を失った。両親の妹たちの33回忌に出した自費出版の『私の戦争体験』が…

神奈川県編  その12

〇江成久兵衛 (1817~1900) 江戸末期から明治初めの商人、農政家。相模国高座郡田名村久所生まれ。江戸末期の田名地区は烏山藩(下野国)の支配地だったが、相模川の河岸段丘上にあるため、水が乏しかった。1858年に用水路の工事をしたが、台風で起きた洪…

神奈川県編  その11

〇川口正英 (?~?) 政治家、実業家。横浜市議会議員、市議会議長(第24代)。おそらくこの地の生まれ。 <川口正英像> 場所:旧「白鳳苑」(神奈川県横浜市瀬谷区本郷2-7-5) 竣工: 像高: 作者: 撮影時:2016年7月2日 説明:川口家は、開国後に製糸…

神奈川県編  その10

日頃の整理整頓サボりが祟って、訪れて撮っているはずの写真が見つからない状態です。追加のロケハンをしておりますが、なんか場所がメチャクチャでもうしわけありません。 〇山田太郎(『ドカベン』より) (当初のマンガの設定では1958~) 1972年から始ま…

神奈川県編  その9

今回は、前回までの落穂ひろいのようになっています。前回までに回ったところで、古い写真が見つからなかったところを再取材した結果です。 〇馬淵曜(まぶちあきら) (1874~1959) 実業家、篤志家、教育者。鳥取県東伯郡古布庄村(現琴浦町)生まれ。1909…

神奈川県編 その8

2022年 新年あけましておめでとうございます。今年もヨレヨレながら、銅像ブログを続けたいと思います。宜しくお願い致します。 では、今年の第1弾を… 〇渡辺幸雄 (?~?) 港南農業協同組合専務理事。港南台の開発を意図し、日本住宅公団による開発を勧め…

神奈川県編  その7

〇ジェームス・カーティス・ヘボン (1815~1911) アメリカ人。米国長老派教会の医療伝道宣教師。幕末に来日し、横浜で医療活動に従事した。また聖書の日本語訳に携わり、初の和英辞典『和英語林集成』を編纂し、それによってヘボン式ローマ字を普及させた…

神奈川県編  その6

〇野口英世 (1876~1928) 医師、細菌学者。福島県耶麻郡三ツ和村(現福島県耶麻郡猪苗代町)生まれ。高等小学校卒業後済生学舎(日本医科大学の前身)に通い、医術開業試験を通って医師となる。渡米しロックフェラー医学研究所の研究員となり、主に細菌学…

神奈川県編  その5

前週は、京都の紅葉散策に出かけていてお休みでした。そして今週は、写真データがあると思ったのに、管理が杜撰で見つからなかった像を、再度探索して撮ってきたものを中心にお届けします。久しぶりに回るとずいぶんと変わっていますね。銅像は移動するもの…

神奈川県編  その4

〇善導大師 (613~681) 中国の浄土教の僧侶。「称名念仏」を中心とする浄土思想を確立した。泗州夏丘県(安徽省宿州市泗州)あるいは青州臨淄県(山東省淄博市臨淄区)に生まれる。 <善導大師像> 場所:光明寺(神奈川県鎌倉市材木座6-17-19) 竣工: …

神奈川県編  その3

※昨日、「ペリー資料館」内を見学してきました。館内にもペリーと戸田氏栄の胸像がありますので、画像をアップしておきます。 〇岩村透 (1870~1917) 美術評論家。東京美術学校教授。東京小石川生まれ。父は華族、男爵の岩村高俊。アメリカに渡り、絵画と…

神奈川県編  その2

〇坂本お龍 (1841~1906) 幕末から明治初期に活動した女性。楢崎龍。青蓮院の侍医である楢崎将作の長女として、京都の富小路六角付近で生まれる。坂本龍馬と出会い、妻となる。龍馬の死後、大道芸人の西村松兵衛と再婚し、横須賀に住む。晩年は貧困のうち…

神奈川県編  その1

今回から、地元神奈川県編を開始します。他県と違って、一度にたくさん回ってハンティングできているわけでなく、写真の整理を怠っている結果、大変まとめにくくなっていますが、努力してみます。たぶん、何回も追加編が出るのではないかと 〇フランソワ・レ…

全国に銅像は何体あるのか?

タイトルの件について、銅像仲間が集まっても、そうではない人と話をしていても 一度は話題に上がる話です。ところが日々銅像は作られていますし、同じように日々 撤去されています。なので、実数をカウントするのは無理なわけです。でも、全国を 「銅像ハン…

岩手県編  その14

〇聖マリア・マグダレナ マグダラのマリア。新約聖書の福音書に登場する、イエスに従った女性。正教会、カトリック教会、聖公会の聖人。共観福音書では、イエス=キリストが十字架に架けられるのを見守り、イエスが埋葬されるのを見、その墓の方に向いて座っ…

岩手県編  その13

先週は、コロナ禍の間隙を縫って栃木県に銅像ハンティングに出かけておりました 〇建部清庵 (1712~1782) 江戸時代中期の医師。陸奥国一関生まれ。諱は由正。江戸でオランダ医学を学び、一関に戻り、父の跡を継ぐとその後は藩を出ることがなかった。名医の…

岩手県編  その12

〇渡辺守一 (1913~?) 社会福祉家、実業家。岩手県江刺郡伊手村(現奥州市)生まれ。福祉事務所勤務後、高齢者福祉の道を広げるため老人ホームの経営を考え、社)江刺寿生会を立ち上げ、理事長となった・ <渡辺守一像> 場所:江寿園(岩手県奥州市江刺…

岩手県編  その11

〇留守宗利 (1590~1638) 江戸時代前半の武士、仙台藩伊達家一門第三席、水沢伊達家第2代(留守氏19代)。陸奥国宮城郡利府城に生まれる。父伊達政景が、小田原攻めに参陣しなかったため領地を没収され、実家の伊達政宗に仕えた。1607年に父が死に家督を相…

岩手県編  その10

〇山崎為徳(やまざきためのり) (1857~1881) 明治初期の宗教家、神学者。仙台藩陸奥国胆沢郡水沢城下(現岩手県奥州市)生まれ。藩校の立生館、熊本洋学校で学んだ後、開成学校に入学。しかし同志社英学校に転校した。在学中から後進の指導に携わり、同…

岩手県編  その9

〇柳田國男 (1875~1962) 民俗学者、官僚。飾磨県神東郡辻川村(現兵庫県神崎郡福崎町)生まれ。生家は松岡家であるが、大学卒業後に柳田家の養子となる。東京帝国大学卒業後、農商務省に入り、主に東北地方の農村の実態を調査・研究するようになる。そこ…

岩手県編  その8

〇菊池淡水 (1902~1990) 尺八奏者、民謡歌手。岩手県和賀郡湯田町(現西和賀町)生まれ。本名滋直。宮城県出身の後藤桃水に師事した。1950年日本民謡協会を設立、育成し、民謡発展の基礎を作った。 <菊池淡水像> 場所:西和賀町文化創造館銀河ホール(…

岩手県編 その7

〇金田一京助 (1882~1971) 言語学者、民族学者。岩手県盛岡市生まれ。アイヌ語研究の本格的創始者。東京帝国大学や國學院大學の教授を歴任した。石川啄木や盛岡高等小学校(現下橋中学校)以来の親友であり、啄木の死まで交流が続いた。 <金田一京助像>…

30,000アクセス突破ありがとうございます!

気がついたら、30,000アクセスを突破してました。 みなさん、ご視聴ありがとうございます。 基本、週1で何とかUPDATEするように努力してます。 そのうち、Googlemapを上手く載せたいな、と思います。 このブログも、読んでいただいた方々に 現地に赴いてもら…

岩手県編  その6

〇横川省三 (1865~1904) 明治期の民権活動家、新聞記者、スパイ。陸奥国盛岡下小路(現岩手県盛岡市)生まれ。若くして自由民権運動に入り、加波山事件に関わり入獄する。さらに保安条例により、東京から追放されるなどした。その後朝日新聞記者、アメリ…

岩手県編  その5

考えてみれば、今日は私の誕生日でした… 〇宮沢賢治 略 <宮沢賢治像> 場所:もりおか啄木・賢治青春館(岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25) 竣工: 1971年 像高: 作者: 高田博厚 撮影時:2020年9月22日 説明:もりおか啄木・賢治青春館は、第九十銀行本店本…

岩手県編 その4

〇明治天皇 (1852~1912) 諱は睦仁、称号は祐宮(さちのみや)。それ以外は略します。 <明治天皇像> 場所:盛岡八幡宮(岩手県盛岡市八幡町13-1) 竣工: 1975年9月 像高: 作者: 撮影時:2020年9月22日 説明:鳥居をくぐって左側に立つ。1876年に明治…

岩手県編  その3

〇牧庵鞭牛(ぼくあんべんぎゅう) (1710~1782) 江戸時代の曹洞宗の僧侶。陸奥国下閉伊郡和井内村(現岩手県宮古市)生まれ。農家に生まれたが、炭鉱夫などをして母の死後に仏門へ。32歳で栗林村(現釜石市)の常楽寺、林宗寺の住職となる。46歳の時に体験し…

岩手県編  その2

〇久世丑次郎 (1889~?) 農政家。九戸酪農農業組合を創設、組合長として貢献した。 <久世丑次郎像> 場所:JA新いわて久慈支所(岩手県久慈市中央1-57) 竣工: 1971年10月 像高: 作者: 「TERUO」の銘がある。 撮影時:2020年9月19日 説明:農協の駐車…